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2005年9月 7日

●金沢の台風

台風14号が九州地方に大きな被害を与えて、日本海へ出ました。
北陸地方では日本海から来る台風が一番怖いそうです。

○台風の東半分に入るので台風の風+台風の速度となり風が強い。
 これは太平洋側でも同じです。台風の風が左巻きなので東側が要注意です。
○日本海から来ると弱まらない。
 紀伊半島とか愛知県あたりに上陸した台風は紀伊山地や白山、北アルプスなどの高い山にさえぎられて弱まってから来るので大したことは無いが、日本海から来ると弱まらずに強い勢力を保ったまま来る。

今回の台風14号は石川県にとっては幸いなことに能登沖を通り、暴風圏には入りませんでした。しかし、特徴的なことがいくつかありました。

○台風接近でフェーン現象で暑くなる。
 北アルプスや白山を越えてくる南風が岐阜県に大雨を降らして、雨を落とした風が山から吹き降ろすので気圧の関係で温度が上がる。
 今日は金沢は曇りなのに35.6度まで気温が上がりました。
○風は台風が通り過ぎてからが強い。
 接近前は南風なので南側の山に遮られて風が弱くなる。
 通り過ぎると台風の後ろは西風なので、金沢にとってはいつも吹いている海からの風で遮るものが無い。

太平洋側で育った私にとっては、「台風も違うんだ」と感じたものです。
大した被害が出なくて良かったです。

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