2009年3月 3日

天地人 人の巻

秀吉による徳川家康への抑えとして、越後から会津への国替えから関ヶ原の合戦、豊臣の滅亡まで。「直江状」という家康の天下取りを狙う不義を糾弾する手紙が有名だが、意外とさらりと描かれていて拍子ぬけ。
それにしても、徳川の世になった後、直江兼継は上杉の家を守るため自分の長男を廃嫡してまで家康側近の本多正信の次男を婿に迎えたとは。その婿が上杉が落ち着いた後、加賀の前田を監視するために上杉を去って前田に仕官してあの加賀の本多家5万石になったとは・・・。
知らなかった。

全体的になんだかさらりとした盛り上がりに乏しい話だなと思ったら、新聞連載小説だったのね。確かに章建てが細切れになっているし、書き下ろしとは違うよね。

2009年2月27日

天地人 地の巻

お船との結婚により直江家を継いだ兼継が上杉家の家老として織田軍の侵攻から越後を守る。
「乱世の終結」という義を掲げて天下統一を目指す秀吉と結ぶ。兼継も大坂や京へ出て千利休と交わったりして世間を広げると共に石田三成と仲良くなる。

本能寺の変や秀吉の天下取りが越後から見て描かれているので、あっという間に秀吉の天下になってしまったりする。相変わらず一人称的な描写に乏しく、淡々と天上から見ているかのように筋書きが進み、直江兼継への感情移入がし難い、いかにもTVドラマ原作のシナリオ的な感じ。

2009年2月25日

天地人 天の巻

大河ドラマの原作を読んでみました。

TVのように子役は無しで妻女山を偵察に行って武田に追われるところから、謙信が死んで影虎と景勝の跡目争いの決着まで。
跡目争いでの食料調達や武田との同盟交渉などようやく兼次の活躍する場面が出てくる。

が、筋書きが淡々と進んでいくばかりで、小説としての面白さはいまひとつかなー。
TVの原作だからTVドラマは今後どうなるんだろうという興味がなかったら読まない・・と思う。