2009年7月19日

侘助ノ白

居眠り磐音 江戸双紙 30巻

でぶ軍鶏の利次郎が親父の供で土佐へ帰国。
土佐の特産品をめぐるお家騒動と江戸の磐音の道場に現れた槍折れの小田平助をめぐる話が並行してすすむ。
でぶ軍鶏が強かったという痛快なチャンバラと、餅つきの達人というだけでなく滋味あふれるキャラクターとして新しい脇役になりそうな小田平助が登場。今後の話にふくらみが出そうで期待が持てる。

佐伯泰英のチャンバラ小説 文庫書き下ろしはすごいペースで書いているらしいが、ファンになってみると、ひと月に1冊ペースでは物足らない。鎌倉河岸も密命も早く次が読みたい。

2009年4月20日

冬桜ノ雀

居眠り磐音江戸双紙29

佐伯泰英のシリーズでは密命と居眠り巌音が一番好き。

居眠り巌音はおこんさんや周りの登場人物の醸し出す江戸情緒が良い。
今回は盲目の100歳は越えたかという老武芸者と若いかどうか年齢不詳の娘が現れるが、西の丸様の夢に出てきて命を縮めようとするなど、だんだん話が妖怪じみてきた。
他のシリーズでも単純に剣が強いだけではスーパーマンな主人公にとっては弱すぎると思ったか妖怪が現れるがどうにも不自然。
こう感ずるのも現代人だから? 江戸時代の民にとっては妖怪は身近だったのだろうか?

2009年1月17日

照葉ノ露

居眠り磐音 江戸双紙 第28巻

やっぱり居眠り巌音だね。もう28巻にもなっていい加減マンネリかという感じなんだけど、今回は仇打ちの助太刀という微妙な役回りでどうするんだろうとハラハラして読んでしまった。
後半はいつもの武村の旦那が門番の就職が出来たりといつもの脇役もしっかり登場するし、田沼意次の刺客も登場するしで相変わらず色々と事件が起きる。

でも第4の刺客の薩摩示現流の手下が佐々木道場に柱に扮してというくだりは、薩摩の忍び?? なんだか荒唐無稽の別シリーズと混線してないか??。

やっぱり居眠り巌音はしっとりとした江戸の人情のなかで、やさしい心根の巌音が活躍するシリーズであって欲しいな。

でも西の丸様の剣術師範にまでなってしまい、これからどうするのかな。