読書: 2009年5月アーカイブ: くもの巣日記2

2009年5月23日

手のひら、ひらひら

江戸吉原七色彩 (えどよしわらなないろもよう)

著者 志川節子 文芸春秋 2009.4.10 第一刷

江戸時代の吉原での暮らしぶりを描いた作品。

吉原に売られてきた娘に男を教えひとかたの遊女に仕立て上げる上ゲ屋

年季を積んだ妓に活を入れ心身の張りを保つための策を授ける保チ屋

マッサージで妓の疲れを和らげる妓夫

遊女の手紙の代書をする遊女上がりの女

など吉原で生きる様々な職業の男女を描いた短編集だが、登場人物がリレーのようにつながってひとつの吉原の物語を作っている。さすがに女流作家だと感心するような細やかな気持ちのうつろいが味をだした作品。

2009年5月20日

隠居宋五郎

鎌倉河岸捕物控 十四の巻

前巻でしほと政次が祝言し名実ともに金座裏の十代目が出来た
ということで、九代目の宋五郎が暇になってしまう。
人生50年の時代だからといって40台で隠居は暇だよね。

でも、しっかりと10代目を後見しながら活躍するし、10代目もしっかりとお手柄を立てるし、目出度いお話です。

2009年5月11日

バンカーなんか怖くない

喜多島隆 著 光文社文庫 2008年12月20日初版

3本だけのクラブでゴルフデビューしたハワイの少女の続編。
サンドウエッジが壊れて、バンカーショットが決まらなくなってしまう。錆びた古い3本のクラブが実は幻の名品だったらしい。その作者を探し出し1本作ってもらい、バンカーショットの切れが戻ってハッピーエンド。
でも、サクセスストーリーかと思ったら、せっかくついたウェアのスポンサー契約を断ってしまい、仲間の女の子がカンパして買ってくれた古着のポロシャツを着て試合に出るとは泣かせる。

ドライバーも打てるようになってタイガーウッズのようにプロで活躍する続編が読みたいなー。

2009年5月 8日

あの虹に、ティー・ショット

著者 喜多島 隆
光文社文庫 2008年5月20日 初版

16歳のハワイ日系の少女がアイアン3本で、ゴルフにデビューし試合に勝つというサクセスストーリー。ジュブナイル仕立てだけどゴルフ好きの私としては十分楽しめる。
SWと7番アイアン、5番アイアンの3本しか無く、靴が買えずにスパイク付きのゴムぞうりで最初の試合に出るというなんともハワイらしいお話。
でも、女の子が5番アイアンで210ヤードだもんね。5番、7番がばっちりでSWがバンカーからいつも30cmに寄ればジュニアのレディスなら勝ち目あるよね。